学習者のレベルについて
「初級」、「中級」という言い方は、基準があいまいで、あまりあてになりません。
ここでは、一般的にレベルを示すのにどんな物が使われるか、又その実態はどうなっているのか、簡単に紹介します。
このページ以外に、TOEICなどのテストで高得点を取った人達の体験談を見ることをお薦めします。実際高得点を取った人が自分のレベルをどう考えているか、書いてあるサイトもあります。こちらから
英検
英検には各級に「程度」という物が定義されています。例えば準1級では「自分に関する説明や一応の通訳ができ、放送などの大意の理解、電話での対応ができる」とか、「やや高度な文章を理解し、新聞、百科事典などを読んで、必要な情報を的確に捉えることができる」ことになっています。(各級の詳しい内容はこちら)
「一応の通訳」とか「高度な文章を理解」というと少し大げさで、実際はそのレベルに達していなくても充分合格できます。なので、少し割り引いて考える必要はあります。
各級の差は同じではなく、2級→準1球→1級を比較すると、明らかに1級だけ難易度が非常に高くなっています。ばらつきがあるので、その中間に居る人のレベルは判断しにくいということになります。
英検の1次試験に関しては過去問題集が販売されており、自分で採点できます(2次試験の面接に関しては、面接官が必要な話なので試すことはできません)。自分のレベルを把握するためであれば、試験会場に行かなくても大体の実力を知ることができます。
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TOEIC
TOEICも想定される実力が定義されています。例えば860点以上であれば「自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に大しても、充分な理解とふさわしい表現ができる。」「NativeSpeakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている」とされています。(詳細はこちら)
「流暢に駆使する力」と聞くと、「すらすら喋れる」ようなイメージが湧かないでしょうか。しかし、TOEICのテストは入力(読む、聞く)の能力のテストであって、実際に使えるかどうかはテストされません。出力(話す、書く)の能力ともある程度関連性があるように工夫されていますが、残念ながら(?)「たどたどしくしか喋れなくても860点以上を取る人がたくさん居る」のが現実です。
とは言え、TOEICの点数が参考にされるケースは増えています。TOEICは点数が残るので、英検に比べれば目安になりやすいから、と言えます。また元々ビジネス向け(書類を読んだり、同僚と簡単なコミュニケーションを図るなど)にデザインされたテストなので、就職や転職、昇進の際に参考にされやすい、ということもあります。
既に述べたように、TOEICの一番の問題は「TOEICで高得点=流暢に話せる、または、映画は字幕なしで完全にわかる」というような誤解があることです。頑張って点数を取るのは良いのですが、試験対策で高得点を取っても、実力とかけ離れた働きを期待される危険があることに注意して下さい。
TOEICに関しては、公式ガイド(問題と回答付)が販売されているので、実際に会場で試験を受けなくても近似的な点数は出せます。 大雑把なレベルの把握であれば、こういった模擬試験で充分でしょう。
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「初級」「中級」「上級」
まず初級です。日本人は大抵の人が中学、高校で6年間英語を勉強します。(大学に行ったとしても英語の勉強を本当にする人はごく一部なので考慮しません)実はこの時点で、特に文法事項や単語については、相当の知識量です。でもそれを出力する能力が低いので、大抵の場合この状態を「初級」もしくは「初心者」と呼んでいます。
次に中級です。「全くの初心者というわけでもない」という意味で使われることもあれば、「自分の考えを伝えることができる」という意味で使われることもあります。前者の例として、「日常会話程度なら大丈夫」という表現があります。この「日常会話」というのもよく考えれば意味不明ですが、「専門的な語彙が必要ない。」「買い物などが問題なくできる。」という意味だと思われます。後者は、「より複雑な状況や物事を説明し、相手に理解してもらうことができる」という意味で使われていることが多いようです。
上級ですが、ここで話題にしているのは学習者で,、いわゆるペラペラという意味ではありません。基本的には「より専門的な分野に関しても読み書き、または会話ができる」という状態だと言えます。例えばTOEICならA判定(860点以上)、英検なら1級を取っていれば一般的には「中級」の学習者とは認識されないはずです。
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