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一般的な試験と目的

英検やTOEICは一般的な英語の運用力を測るテストです。多くの人が英語に関するテストとして名前を知っていると思いますが、あまり過剰な期待を持たずに賢く利用して下さい。

例えば、「TOEICは世界で通用する」という誤解があります。ところがTOEICの受験者は大半が日本人と韓国人であり、どちらかと言えばそれぞれの国内(の特に企業)で)重視されているスコアです。その点では英検とあまり違いはありません。多くの国で受験できる=多くの国で評価の基準として認められている、ということではないので注意して下さい。

日本国外で評価して欲しいときには、TOEFLであったり、ケンブリッジ英検であったりを受けた方が役に立つことがあるのです。全ては目的次第ということです。

ただし、合格や特定の点数といった目標を設定することが勉強の励みになるのも事実です。そういった理由で受けてみるのは決して悪いことではありません。

主な英語検定(留学系の試験を含む)
英検 主催団体によると「状況などに応じて適切にコミュニケーションができる、一般的・総合的な英語」を評価するテスト。
合計7個の各級によって試験内容は異なるが、基本はペーパーテストの1次試験と面接官がいる口答試験の2次試験。採点の結果は通知されるが、不合格の場合は当然履歴書等には書けない。
国連英検 「試験を通じて国連の理解を深め、ひいては世界平和に貢献できる人材を育成する」目的で実施されるテスト。 (財)日本国際連合協会が主催、実施。
特A、A〜E級の6段階。A級以上は外務省が設けているアソシエート・エキスパートという制度の一時審査に通用する、とされていたが、2004年度はTOEFLのみとなったので要注意。
TOEIC 主催団体によると「英語によるコミュニケーション能力」を評価するテスト。一般にビジネス向けと認識されている。
問題はリスニングとリーディングに別れ、回答は全てマークシート方式。
級などの違いはなく、受験者は全員が同じ試験を受ける。合格・不合格はなく、点数が残る。
TOEFL 英語圏の大学へ留学する場合、出願する際にスコアの提出を求められるテスト。
コンピュータ方式(CBT)とペーパー方式(PBT)の2種類があり、どちらも問題はリスニング、リーディング、ライティングがある。
TOEIC同様、合格・不合格はなく、点数が残る。
ケンブリッジ英検 英連邦やヨーロッパでは英語の能力を証明するものとして認知されているテスト。 一般向け、ビジネス向けといった目的別に試験があり、更にレベル分けされている。
結果は合格・不合格で残る。
GMAT 経営・法学等の大学院にMBA留学する場合、出願する際にスコアの提出を求められるテスト。
ライティング、リーディングに加えて数学的な能力に関するセクションがある。
TOEFL同様CBT、PBTがあり、合格・不合格でなく点数が残る。
GRE 人文・社会・自然科学、工学などの学術系の大学院に留学する場合、出願する際にスコアの提出を求められるテスト。
IELTS イギリスやニュージーランドなどの国に移住、または留学したい場合に必要になることがあるテスト。 一般英語 (General English) と学術英語 (Academic English) の2種類。
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングがあり、各セクションを9段階で評価したものが成績として残る。

※:TOEFL、GMAT、GREについては、アール・プロメトリック株式会社のサイトに日本語の情報があります。オンライン、電話、FAXで受験申込みも可能です。

資格

上の表で紹介した試験と違って、目的のはっきりしている「資格」として通用しているものもあります。英検やTOEICなどより一つ上の段階の英語力を証明するものとして受験する人も居るようです。(表中のリンクは主催団体の公式サイトです。)

主な資格
通訳案内業 英語など計9カ国語の中から一つを選んで通訳ガイドとしての能力を判定する、国土交通大臣が認定する試験(国家試験)
通訳ガイドとして報酬を得るのに必要
日本の地理、歴史、政治、経済等の幅広い教養があり、かつ英語でそれを解説できなければいけないので、求められる知識量は多い。
通訳技能検定試験 「会議通訳者として、同時通訳、または逐次通訳が出来る能力を判定する」試験。日本通訳協会が主催、認定する。
1級、順1級、2級の三段階で、目的からわかる通り難易度は高い。どの級も合格者は日本通訳協会の通訳士として登録できる。
同じ協会主催のV通検では、合格者は アシスタント・ボランティア通訳として(社)日本青少年育成協会に登録できる。
JTFほんやく検定 実務翻訳の能力を判定する試験。 社団法人日本翻訳連盟が主催、実施する。
基礎レベルと実用レベルに分かれており、実用レベルの1級から3級に合格すれば「実務で通用するレベル」としている。
合格者は機関紙「日本翻訳ジャーナル」に氏名が発表される 。
翻訳技能認定試験 翻訳の基礎知識と、翻訳する分野に合わせた実技能力を判定する試験。 社団法人日本翻訳協会が主催、実施。
翻訳の分野は部門と呼ばれ、AからDの4つに分かれている。例えばA部門は「文化、芸術、スポーツ」。
1〜4級、及び基礎級の5段階。合格すると、「○級トランスレーター(○○部門) 」のように認定される。
工業英語能力検定試験 「工業英語の能力を客観的に評価する制度で1992年秋より文部科学省認定試験」−公式サイトより−
1〜4級まであり、2級以上は必要な知識があり、1級は実務能力があるレベルとされている。
工業英語は主にテクニカルライティング(科学技術情報を分かり易く正確に伝える)のこと、と公式サイトでは説明している。
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